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Black Recorders「愛のイメージ」いよいよ発売! [音楽]

弊社サイトでもお伝えした通り、Black Recordersの「Image of Love~愛のイメージ」が1月18日に発売となる。実は、このレコードが世に出るまでには多くの月日を要したのだが、その辺りの経緯も含めて以下記したいと思う。

このアルバムのリリースに関して、諸々お手伝いすることにしたのは震災前。カレンダーを見てみると2011年の2月16日だ。早速その週末、新宿ロ フトでマークさんがリーダーを務めるBlue Beat Playersのライブへ。フレッド・ペリーの少年少女が盛り上がる現場に迷い込み、突然のティーンエイジャー気分。フロアにBGMで流れた「Get Up Stand Up」で、高校時代の友人の姿が目の前をよぎった。

このような集まりが「オヤジの集会」と化さずに、オーディエンスが新しい世代へと入れ替わりながら維持されていることに軽く驚くとともに、「モッズは10代に必須の在り方として定着した」と感じた。もちろん、都市の一部での話しである。

さ らに「世界中の都市にスカをやるローカル・バンドがある、東京にはオイ・スカル・メイツとBlue Beat Playersがある」と納得(例えばNYではトースターズが健在だ)。気分が一気にアップし、暫し、昔のレコードとこのBLACK RECORDERSを聴く日々だったのだが…。

一転、2011年3月11日。

録音はほぼ終了し、ミックスとアート・ワークを待つばかりであったが、この際急いでリリースする状況でもないだろうとの判断の元、ミックスの手直し数度を経た後、ネかせにネかせ、仕込みに仕込んでいる内にほぼ2年が経った。

そして、2013年1月18日ついに発売!!!

「シビれる〜」「キマってる〜」「イカス〜」「ゴキゲン!!」など、何故か自分でも使った経験のない「死語」が頭をよぎる音作り。これは一体なんなのだろう?

聴き込むほどに、「狙ってもなかなかここまではできない」ことを「狙って」実現しているそのテクニックと見識の高さに感心することしきりである。感心しすぎて、気がついてみるとこの2年の間で、一番聴いた作品となった。

震災以降、車で長距離移動することが多かったのだが、その際エンドレスに聴いたものである。

ということで、ここはこの際、私的全曲解説。

「エントランス」
ブライアン・イーノのディスクリート・ミュージックのダブ・バージョンといった趣。といって難しかったり、変態ちっくな印象にはならず、程の良さを心得た出来上がりとなっている。

「インスタント・スウィング」
程よくヘタウマなギター。かなり高度な狙いである。まずは「ただ者じゃあない」ことを匂わせるトラック。

「女神セブンティーン」
ニューウェーブ・センス。サビのリフレーンが懐かしくも、上手いところ突いてます。ヴォーカルはマークさん。

「Ghost Rider」
リズムの切れた文句なくカッコ良いギター曲。ワタル・バスターのアジテーション入り。冷牟田氏作曲。スカパラ時代に作った未発表曲とのこと。

「メッセージ」
'Cause they need to suffer in the great boredom!!

「Woman」
もともとは山下達郎氏がフランク永井さんのために書いた曲。あまりの歌詞に爆笑必至。歌はワタル・バスタ。トラックもクレイジー。特にギターとベースの絶妙な「力み」加減はハイセンスとしか言いようがないです。

「愛のイメージ」
アルバム・タイトル曲。 「Tonight 今夜オマエと俺は Tonight キラキラ輝くのさ」 …『唐獅子牡丹』のかわりに健さんの討ち入りのシーンに使って欲しい洒落た男気もの(とも取れる...)。Vo. マークさん&山下洋さん。ビデオも「ゴキゲン」です。

「オール・オブ・ミー」
元はスタンダードだが、憂歌団のカバー。「マーガレット」と「シガレット」で韻をふむ歌詞の秀逸さに負けない、フェーズ処理された柳田久美子さんのヴォーカルに「力み」加減が絶妙なギターが絡む。リー・ペリーのような歪みを生じさせるベース・ライン。ダブです。

「ヒーザー ハニー」
原曲はバブルガム・ポップのティミー・ロウ。これもギター・リフが素晴らしく、ヴォーカル、コーラスも秀逸。Vo. 山下洋さん、cho. マークさん。

「雨降りの日曜日」
字余り、字足らずの歌詞とメロディーの関係がスリリングです。強いて言えばXTCのようなトラックだが、こんなセンスの良いニューウェーブのこなしは過去なかったな〜と感心。Vo. マークさん

「Cool Party」
いやなことなんか忘れちまおうぜ〜 COOLなPARTYの時間だぜ〜 大人のモッド・センスを感じる曲です。Vo. マークさん。

「フライデー ナイト」
週末・クラブ・パーティー!!!東京のクラブ・ゴーワーを感じます。柳田久美子さんとマークさんの掛け合い。ジャムのようなギターが気持ち良し!です。

と昔の洋楽のアルバムのライナーのように、各曲解説まで、スニークですがやってみました。後は音を聴くのみ!!!


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